株式会社プロピアの倒産、民事再生法の申請について

プロピア タレントを使ったCMで有名なヘアコンタクト

テレビコマーシャルで女子高生が腕に長い毛を貼り付けて強く引っ張ってみたり、モヒカンなどの個性的な髪型の男性が登場することで知られるプロピアの「ヘアコンタクト」。過去のCMには安西ひろこや小池栄子、佐藤江梨子ら有名タレントも出演していて、今もテリー伊藤をスポットCMに起用したテレビ東京系の深夜番組「給与明細」を放送しているが、その「ヘアコンタクト」を開発・販売してきたプロピアが、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。帝国データバンクによれば、負債総額は43億7500万円にも上るといいます。

プロピア倒産!?

ただ、民事再生を申請したからといってすぐに倒産ということではありません。

運転する資金に行き詰ってよそから資金を提供してもらい経営再建の道を残します。また、経営者側が会社に残ることもできるので商品開発も継続していけることになります。

倒産はわかりやすくいえば残った財産を債権者に渡して会社をたたむことです。

ちなみに個人(=債務者)にかかるのが「破産」で会社や団体にかかるのが「倒産」になります。

今回のプロピアの場合は民事再生法の適用を申請(=破綻)というかたちで経営陣も残り、なんとか債権のチャンスを与えてもらうということです。

プロピアのヘアコンタクトとプログノ126シャンプー

プロピアにはプログノ126シャンプーなどのシャンプーを愛用しているユーザーも相当数います。

また、ヘアコンタクトのようなかつらに代わる商品もあり、芸能人にも愛用者がいるようです。

ヘアコンタクトも当初は高額でしたが完全機械化により生産コストを抑えられるようになり、販売当初から半額くらいまで下がりました。

こうしてユーザーにとって手に届きやすい商品開発をしてきたプロピアは倒産で消滅するには惜しまれます。

プロピア倒産?破綻?民事再生法?

今回のニュースではプロピア商品が手に入らなくなるのでは、という心配をされた方もいると思いますが、なんとかプロピアには債権の道を歩んでもらってユーザーを安心させてもらいたいものです。

民事再生法の申請をしたということは経営陣はプロピアを諦めていません。

ちなみに社長の講演を聞いたことがあるのですが、過去に何度も紆余曲折を経験してここまで大きくしてきた経緯があります。とてもバイタリティにあふれる人柄を感じさせる人物でしたのできっと再建させるでしょう。

 

「給与明細」はもう見られなくなるのかな、というのも気になりますね。